オーロラ撮影
オーロラは見るのも楽しいですが、撮るのも楽しいです。自分で撮った写真は、撮影体験も含めて、それ自体が思い出になります。みなさん、いい写真が撮れるようにがんばってくださいね!
【①オーロラ撮影 一眼レフ編】
●三脚
●自由雲台 アングル設定に非常に便利。
●クイックシュー カメラの取り外しに非常に便利。
●ワイドなレンズ・明るいレンズ
APSCサイズ10mm~20mmぐらいまで使いやすいと思います。
Full Size 15~28mmぐらいまで使いやすいと思います。
F値(明るさ)はF3.5ぐらいまでが使いやすいと思います。
上記以外でももちろんオーロラ撮影が可能です。
●五本指の手袋 ミトンの手袋の下にはめておくと便利。
●結露防止の密封バッグ(ジップロック・防水バッグなど)
●レリーズ 無くてもいいですがあると便利。タイマーで撮ることもできますが、消音モードで短く設定してくださいね。
●手元を照らす小さなライト・赤や黄色などの色付きがお勧め
※白くて明るいライトは強すぎて撮影の邪魔になったり、強い光を見た後の暗い中での作業は困難なためです。周りに光が漏れないように手で隠しながら使うなど、他のオーロラ見学者や撮影者に気配りが必要です。
●ヘッドライトは便利ですが、頭につけると顔を動かす方向に光が漏れて見学や撮影の妨げとなりますので、首にかけて手元や足元を照らす方が良いと思います。
※ライトは撮影以外でも足元を照らすのに便利です。
●予備バッテリー 寒いと途中で交換が必要です。
●予備のSDカードなどのメディア
●カイロ
【②オーロラ撮影 コンパクトデジカメ編】
【どんなカメラがオーロラ撮影可能か?】
★ポイント
長時間露光(8秒以上)+高感度ISO800~1600以上これが同時に設定できるかどうか。
●長時間露光(最低10秒程度 ※リコーのカメラで8秒の場合は、8秒設定でさらにISO(感度)が1600程度まで上げられること)
1.キャノンは長秒時撮影があるものもあります。
2.パナソニックはルミックスに星空モードがありますが、
星空モードにするとISOが選べない機種もあります。たとえば、30秒や60秒に設定しても、ISOが200や400ですとあまりオーロラが写りません。ISOは800や1600にする必要があります。
3.上位機種のみに長時間露光設定があるメーカーもあります。
カメラはどんどん進化して新しい機種や新しい機能ができますので、これからお買い求めになる方は、ポイントをお伝えした上で詳しいことは店員さんに聞いてくださいね。
そして、旅行前に必ず星の撮影などをして練習しておきましょう。
【撮影にあると便利なもの】
●自由雲台付の小さな三脚
●五本指の手袋
●結露防止の密封バッグ(ジップロック・防水バッグなど)
●手元を照らす小さなライト・赤や黄色などの色付きがお勧め
※白くて明るいライトは強すぎて撮影の邪魔になったり、強い光を見た後の暗い中での作業は困難なためです。
※ライトは撮影以外でも足元を照らすのに便利です。
●予備バッテリー 寒いと途中で交換が必要です。
●予備のSDカードなどのメディア
●カイロ
★ポイント ケータイやビデオカメラでも撮れるかも。
上記設定が無いからといって絶対撮れないわけではありません。
撮影時の条件次第で花火モードや夜景モードで撮れることもあります。満月や町などの明るい時・場所で、さらにものすごく強いオーロラが出れば普通の状態でも写るでしょうし、ビデオカメラでも撮影が可能なことがあります。最新のケータイならオーロラ撮影成功された方もいらっしゃいますよ! iPhone11以降ならオーロラ写真は撮影可能。月の大きさなど条件によって写真のクオリティは随分変わります。
【③撮影の注意点】
●予行演習
必ずツアー参加前に一度設定して撮ってみてください。イエローナイフに来る前に夜空を撮影してみるといいですよ。
●ピント
この失敗が非常に多いです。オートフォーカスではなくマニュアル設定にするか、ピントを∞(無限大)にしてください。
※オートフォーカスで明るい星にピントが合わせられるカメラは、星で調整してください。ピントが合ったらマニュアルにして固定してしまうのがいいと思いますが、近くに被写体をおきたい場合は絞りかピントで再調整してくださいね。
★ポイント
最初の1枚は、撮った写真をモニターで大きく拡大して星がぼやけていないか確認してください。
●結露(冬・春)
冷えたカメラ(金属)を暖かい場所に移動すると、表面に水滴がつきます。これを結露といいます。ちょうど冷蔵庫から出した缶ビール状態ですね。この水滴が乾かないうちに再度冷たい所に持っていくと、水分が凍って膨張し、カメラが壊れる原因となります。
対策:
1.ジプロックや防水バッグなどを用意。
2.外で撮影後、必ず外で上記袋に入れ密封。
3.暖かい場所に袋ごと移す。カメラが袋の中で常温になるまでは絶対暖かい場所では袋を開けない!!
4.常温に戻ると暖かい場所で空けてもOK!
★ポイント
常温になる前に外に出す場合は、必ず外の寒い場所で袋を開けること!そうすれば結露しません。
電池やカメラのことを考えると、できるだけこまめにカメラを暖めるのがいいですよ。
●湿気対策(夏・秋)
8・9・10月に撮影の場合、湖面に映るオーロラを狙う方が多いと思います。その場合、昼夜の温度差が激しく、湖から水蒸気がたくさん発生することが多々あります。長時間カメラを出していると、カメラがビショビショになっていることもあります。長時間外に出す場合は、フードをかけておくか、連続撮影の方はカメラとレンズの周りにカイロを取り付けたり、タオルなどで覆うと多少改善されます。レンズヒーターを使用する方もいらっしゃいますが、水蒸気が多いときには効果が無い場合もあります。
●レンズ交換
レンズ交換は外でしない方がいいのですが、どうしても交換したいときがありますね。カメラを上に向けたほうが交換しやすいのですが、埃が入りやすいので注意してください。あわててレンズを落とさないように。
●電池交換
暗い中、寒い中での電池交換は大変です。三脚からカメラをはずさないと電池交換できないものもあります。一度練習しておきましょう。
●破損
寒さでプラスチック製の三脚が壊れたりすることがあります。冷えたら無理して動かさないように。暖かいところで解凍してあげましょう。
●カメラを倒す
夏・秋のツアーでは、湖に映るオーロラを撮るために湖に近づく方が多いのですが、湖の近くはほとんどの場所が緩やかな下り坂になっています。気づかずに三脚ごとカメラを前に倒してしまう方が非常に多いので、気をつけてください。
暗い中での撮影なので、三脚の脚の長さが違ったりして倒すことや、他の方のカメラを倒すこともありますので注意しましょう。
★ポイント ミラーレスカメラ
最近ミラーレスのカメラを持つ方が多く、レンズもカメラもそれなりに大きいのに、三脚は小さいという方を良く見ます。頭でっかちでカメラが倒れやすいので注意しましょう。
●フラッシュ
オーロラ撮影ではフラッシュはほとんど使用しません。オーロラ自体にはフラッシュは届かないし、周りが明るくなりオーロラも余計に写らなくなる場合が多いです。他の撮影者の写真にも写りこんでしまっては申し訳ないので、フラッシュ禁止モードを常としましょう。
●凍傷
カメラは金属部分をたくさん含みます。三脚も金属部分をたくさん含むかもしれません。素手で冷えたカメラに触ると凍傷になることもありますので注意しましょう。
★ポイント
1.完全に冷えた体はなかなか元に戻りません!
体が冷えたら無理せず暖をとりましょう。体以上にカメラも冷えていますので、両方とも無理せずいたわってあげましょう。
Q&Aの服装ページも参照にしてください。
2.オーロラをしっかり見てください!
オーロラ観賞は、本当はオーロラ体験だと思います。写真に撮ることは素敵ですが、しっかりと心にも焼き付けてくださいね!思い出というアルバムにいつまでもしっかり残るように。
【④オーロラ記念撮影サービス】
弊社では、オーロラとの記念撮影サービスを行っております。オーロラを撮れるカメラを持っていない方へのサービス、もしくは、オーロラとの記念写真を撮ってほしい方へのサービスです。
オーロラを背景にした人物記念撮影だけでなく、参加されたツアーの中で私が撮ったオーロラ写真を後日無料で受け取ることが可能です。弊社のフェイスブックにアップされている写真なども含め、参加者のみなさんに限り、無料で受け取ることが可能です。受け取り方法はツアー参加時にお知らせします。※写真の著作権や使用上の注意事項の説明もあります。条件によっては動画撮影や記念撮影のみを行う場合もありますので、状況次第となります。
オーロラの撮れるカメラをお持ちであれば、ご自身のカメラでも撮影を楽しんでくださいね。ツアー中に分からないことがありましたら、何でも聞いてください。でも撮影に夢中になりすぎて、カメラのモニターばかり見ていてはもったいないですよ~。