「春に1時間進めて、秋に1時間戻す。」
北米では当たり前だったタイムチェンジ(Daylight Saving Time)ですが、近年は「もうやめた方がいいのでは?」という議論が活発になっています。
そして今回、イエローナイフがあるノースウエスト準州(NWT)でも、年2回の時計変更を廃止する方向で正式に動き始めました。
イエローナイフ旅行を検討されている方にとっても、将来的には日本との時差が分かりやすくなるかもしれません。
NWTでもタイムチェンジ廃止の方針が正式発表
NWTのRJ Simpson首相は、アルバータ州に合わせて年2回のタイムチェンジを廃止し、現在の夏時間を通年採用する方針を明らかにしました。
これまでは、
・3月:時計を1時間進める
・11月:時計を1時間戻す
というサマータイム制度が行われていました。
今後は、11月になっても時計を戻さず、現在の夏時間(UTC-6)をそのまま1年中使用する方向で調整が進められています。
ただし、具体的な実施時期や制度の詳細については、今後の法整備を待つ段階です。
ユーコン準州ではすでに実施済み
実は、お隣のユーコン準州では2020年からタイムチェンジを廃止しています。
現在の夏時間をそのまま通年採用しており、年2回の時計変更はありません。
最初は驚きもあったようですが、現在では大きな混乱もなく定着しているようです。
BC州も2026年から時計変更を廃止
さらに、BC州でも2026年からタイムチェンジの廃止が正式に決まりました。
2026年3月に最後の「1時間進める」変更を行った後、11月には時計を戻さず、そのまま夏時間を継続することになります。
これまでBC州は、アメリカ西海岸との足並みを揃えるため導入を見送ってきましたが、ついに大きな転換点を迎えることになりました。
日本との時差はどうなる?
現在、日本とイエローナイフの時差は、
・夏時間:15時間
・冬時間:16時間
となっています。
もしNWTでも現在の方針どおり時計変更が廃止されれば、
「日本との時差は1年中15時間」
になる見込みです。
毎回「今は15時間?16時間?」と調べる必要がなくなるため、日本から旅行される方にとっては分かりやすくなるかもしれません。
ツアーへの影響はあるの?
3月のタイムチェンジのある日は毎年早朝出発便を気にする必要がありました。春は時計を1時間進めるので早朝便の場合は出発までの貴重な時間を失うことになるからです。必然的にオーロラツアーも1時間短くなるのですが、今まではタイムチェンジのある日の早朝便利用の方には事前にお知らせしていたこともあり、弊社では利用される方がほとんどいなかったのです。
オーロラが出やすい時間帯などもありますが、3月から11月までの期間は夏時間でツアーを行っていたので、夏時間が通年で採用されればツアーの出発時刻の変更を検討するかもしれません。冬季ツアーの終了時刻が遅い時間になる可能性もありますが、これは実際に時間変更になりツアーをやってみないと何とも言えませんね。
今後、正式な導入時期や詳細が発表された際には、ツアー参加を予定されている皆さまにも分かりやすくご案内していきたいと思います。
イエローナイフの時間も、少しずつ変化の時代を迎えているようです。